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2025/09/30
横須賀市の改修工事におけるScanatの活用事例

横須賀市におけるDX推進 ― 3Dスキャンによる設計・工事管理の効率化

横須賀市役所におけるScanatの活用事例をご紹介します。
神奈川県横須賀市において公共施設の改修工事や維持管理を担う横須賀市都市部では、現場調査の効率化と職員の業務負担軽減、市民サービスの向上を目的に、iPhone・iPadで利用できる3Dスキャンアプリ「Scanat」を導入しました。

活用背景
公共施設の改修工事では既存図面が整備されていない場合も多く、これまでは写真撮影や手計測に頼っていたため、寸法計測の漏れや追加の現地調査が発生していました。また、設計や積算に必要な資料作成に多くの時間を要し、現場で得た情報を十分に活用しきれないことが課題となっていました。

活用方法

  • 現場状況の把握:3Dモデルを活用し、現場の状況や改修工事の内容を直感的に確認
  • 計測:スキャンデータから正確な寸法や面積を算出
  • スキャン:現場全体を数分で3Dスキャンし、その場でモデル化して設計や工事進捗の確認に活用

良い点

  • 操作の容易さ:簡単に始められるのに、現場の状況がすぐに3Dモデル化されるため、職員からも好評
  • 情報共有の向上:3Dモデルを用いることで、設計内容や改修計画を関係者間で直感的に把握・共有可能
  • 実績と信頼:導入以降、複数の公共施設で活用され、設計・工事管理の効率化に貢献
  • 維持管理・修繕計画への応用:取得した3Dデータを長期的な建物管理や修繕計画に活用することで、将来的な効率化や判断の精度向上が期待できる

横須賀市でのScanat活用は、現場調査やお客様へのご説明をより分かりやすくするだけでなく、将来的な建物の維持管理にもつながる取り組みとして広がりを見せています。
3Dデータを活用することで、安心で快適なまちづくりにも役立てていただけるよう、私たちも引き続きサポートを続けてまいります。

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