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2025/11/25
【連載】芳垣さんにまなぶ!Scanat活用術② 駐輪場改修で配管も仮設も簡単共有

先週より連載が開始されました、「芳垣さんにまなぶ!Scanat活用術」動画の第二弾が公開されました。

建設現場での3Dスキャン活用について「実際の現場ではどのように使われているのか知りたい」という声を多く頂く中で開始した、芳垣建設様のScanat活用術をご紹介するこちらの動画。
前回の「メモ活用術」に続き、第二弾では「仮設設備(トイレ・手洗い)周りの配置計画と給水配管の設計にScanatをどう活用できるか」を、図解を交えてご紹介します。

 

第二弾テーマ:駐輪場改修で配管も仮設も簡単共有

今回は、配管位置の共有必要部材数の把握協力会社と同様のイメージを持つ際の課題に対し、Scanatの機能がどのように役立つのかを解説いたします。

建設現場では、
・仮設トイレの位置決め
・手洗いのシンクの配置
・給水メーター(揚水器)からの配管ルート
など、“位置関係を誤るだけで現場全体の動線が崩れる”重要な要素が多く存在します。
Scanatを使えば、この複雑になりがちな仮設計画を
誰が見ても一目で理解できる「視覚化された配置図」としてまとめることができます。

  

♦︎計測機能で足場や仮囲いのイメージ図ができる
Scanatの機能として計測機能がありますが、こちらの直線計測用の線を繋げることで、
足場や仮囲いのイメージを3Dモデル内に入れることができます。
計測用の直線を使用しているため、その高さ・幅・奥行もひと目でわかるようになります。

  

♦︎図解でひと目理解!仮設設備の配置を“見える化”
3Dモデルに記録された止水栓の位置を確認し、給水管の位置を想定、水色の計測線で示すことで、隠された配管の位置まで可視化することができます。
「どこから水を取り、どう配管し、どの設備へ接続されるのか」が一目で分かります。
現場担当者だけでなく、協力会社・施主様も理解しやすいのが最大のメリットです。

  

♦︎その場で資材数量を算出!配管の必要メーターを正確に把握
視覚化された図面の大きな利点は、必要資材量を即時に算出できることです。
例えば【揚水器 → 手洗い・トイレ へ給水配管を引く】場合、Scanatで距離を測定すれば…
4.9m・1.1mといった各区間の距離が取得でき、合計6mの配管が必要と簡単に導くことができます。
現場の「感覚」だけに頼らず、正確な数量をもとに資材調達ができるため、無駄発注や不足が激減します。

  

♦︎リンク共有で“全員が同じ図面”を見られる仕組みづくり
Scanatで作成した仮設配置図や配管ルートは、現場監督・設備業者・施主様など、URLリンクを送るだけで現場全員に共有可能です。
誰もが同じページで最新の計画図を確認できるため、情報のズレがなくなり、現場のコミュニケーションコストが大幅に削減されます。

  

▶︎今回のシリーズ第二弾動画はこちら
実際のモデルを見ながら、
 ・仮設配置の作り方
 ・給水ルートの可視化
 ・配管数量の算出手順
 などを詳しく解説しています。

  

■ 次回予告■
第三弾では、以下のテーマを予定しています。
・道路工事における足場を計測機能で書いてみよう
・駐車場を作る際の車を計測機能で書いてみよう
現場の効率化・安全性向上に役立つ具体例を引き続きご紹介します。

  

■ アーカイブ情報■
シリーズ第1弾では、「メモ機能を使った社内・協力会社との情報共有」をテーマに、芳垣社長から具体的なテクニックを伺った動画をご紹介いたしました。
”Scanatの使い方が広がるような工夫”もお話し頂いてますので、まだご覧になっていない方は是非ご視聴ください。
▶︎芳垣建設さんにまなぶ!Scanat活用術①動画はこちら

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