MANUAL

scanat(スキャナット)の利用方法

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目次

  1. 各ボタンの説明
  2. アプリ起動画面
  3. Scanat 撮影方法
    1. 撮影方法
    2. 撮影時のコツ
    3. モデル品質診断
  4. モデルの処理方法
    1. モデルの処理方法
    2. 処理の品質ボタンの説明
  5. モデル計測
    1. 距離の計測
    2. 水平計測
    3. 垂直計測
    4. 面積の計測
  6. ボックス範囲の調整と測定ツールとしての使用
    1. ボックス範囲の調整
    2. 計測ツールとして使用
    3. CAD平面図作成オプション
  7. 保存モデル画面のモデル名称の変更
  8. 撮影時に撮った写真の確認方法
    1. 撮影時に撮った写真の確認
    2. データの保管箇所
    3. クラウド保存モデル
  9. データの共有方法
    1. データ共有の仕方
    2. さまざまなデータ共有
  10. その他の機能
    1. 平面検出機能
    2. GPSで撮影モデルの位置を把握する

各ボタンの説明

Button
  •    モデルの計測を行います。
       また、 を行います。
  •    モデルの編集を行います。撮影したモデルの地上からの高さ等を編集します。
  •    モデルの処理を行います。保存モデルの処理の品質の変更を行います。
  •    その他さまざまな機能を使用することができます。
  •    CAD平面図作成オプションの注文を行います。
  •    データの共有を行います。
  •             データをCloud上にアップデートします。
  •             実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示します。
  •             モデルの中をバーチャルで歩きまわることができます。
  •             モデルにメモを残すことができます。ボタンがない場合はモデル情報画面の「その他」
       →「設定」→「設定を変更」→「ノートボタンを表示」をOnから表示可能です。
  •             ヘルプを表示します。
  •             ボックス範囲の表示/非表示の切り替えを行います。
        と同じ機能です。
  •                モデルの色や型式を変更します。
  • アプリ起動画面



    Scanatアプリを起動すると、「保存モデル」画面がたちあがります。
    撮影を開始する場合には マークを押して撮影画面に移動します。




    撮影した画像は「保存モデル」の中に保存されます。
    モデルの計測等を行う場合には、操作を行いたいモデルをタップし、
    該当するモデルのデータに移動します。

    Scanat撮影方法

    ①撮影方法




    撮影画面に移動したら、iPadを縦に構え、  を押して、撮影を開始します。
    デバイスを縦に持ち、同じ場所はできるだけ1度のみ撮影をし、一筆書きを描くように行います。
    撮影前に部屋全体を撮影できるルートのイメージをし、その後、撮影を行います。

    撮影を開始すると、画面に赤い点が現れます。データが取得されると、赤い点が透明に変わります。
    計測が必要な箇所を撮影し、 赤い点がなくなったら撮影終了です。
    撮影を終了する場合も  を押します。

    終了すると自動的に「モデル処理」画面へ移動します。


    Button
  •           モデルの撮影開始・撮影終了を行います。
  •      保存モデル画面に移動します。

  • ②撮影時のコツ

    1. iPad/iPhoneは縦に持ち測定を行う。撮影を通じて横にしたり、回したりしない。

    2. 撮影はゆっくりと階全体を一筆書きを描くように行い、同じ場所を複数回撮らないようにする。
      撮影前にどのルートでデータ撮りを行うかをイメージしてから撮影を開始する。

    3. 撮影中は対象物(壁・角・天井・床等)に対し、iPad/iPhoneが正面に来るように心がける。
      床→壁→天井→壁→床→壁といった順番で、ペンキを塗るイメージで赤い点を消し込んでいくと
      綺麗に撮影ができる。 撮影後に上手く撮れていないと感じたら、
        より、 個々の写真を確認する。
      写真がブレているのであれば、撮影時に動かすのが早すぎるのでもっとゆっくりと撮影する。

    4. iPad/iPhoneはメモリとCPUのスペックから、最新のものが望ましい。



    • ・対象物に対して正対して撮影
    • ・正体できない場合でも内角が30°を超えないように注意する





    • 対象物からの距離は1.5m〜2.0mを推奨




    ③モデル品質診断


    撮影したモデルは、品質の診断を依頼することができます。



    データ情報画面の  ボタン → 「モデル品質診断」で依頼すると、
    ご登録されているメールアドレスに品質の診断結果が届きます。

    モデルの処理方法

    ①モデルの処理方法




    撮影が完了すると自動的に「モデル処理」画面に移動します。
    モデルの品質を選択し、  ボタンを押します。
    (モデルの品質については下記へ)

    モデル処理が始まると「処理中」 になります。
    処理にかかるおおよその時間が表示されます。
    「処理中」の表示が消えたら、処理の完了です。
    完了するとホーム画面(各データの画面)に戻ります。


    Button
  •    モデルの処理のタブを閉じます。
  •    モデルの処理を開始します。

  • ②  の品質ボタンの説明




    Button
  •    推奨機種:1TB以上のiPad pro
  •    推奨機種:通常のiPad pro / iPhone pro
  •    処理のスピードが非常に早いです。
  •    処理の品質を自分で自由に設定することが可能です。
  • モデル計測

    ①距離の計測




      を押します。
      を押すと、   がアクティブになっており、
    2点タップすると2点間の距離が計測されます。
    ※計測をしたい箇所をなるべく拡大してからタップした方が
    より的確にタップを行うことができます。

    Button
  •                 直前の操作をキャンセルします。
           該当する計測線をタップして任意の計測をキャンセルすることも可能です。
  •    計測データを全て消去します。
  •    メジャー計測を終了し、計測画面を閉じます。

  • ②水平計測


    ①1回目のタップ時に中心が白い緑丸がおかれ、
    ②次に反対側の壁の青い点をタップすると壁から壁の距離が出ます。
    ※メッシュが均等に貼られていない箇所をタップすると、
    うまく水平線が出ない場合があります。
    その際はタップの位置を少しずらしてお試しください。


    ③垂直計測


    最初の点を床にタップした場合には垂直に補助線が出ます。
    天井までの高さを正確に計測することが可能です。


    タップした後に点を長押しすると点の位置を動かすことできます。
    その際は点を打つ場所が拡大される仕組みになっています。


    ④面積の計測




     を押すと   色が変わりアクティブになります。
     を押すと   に変わります。
    モデルを操作して、面積を計測したい面をタップ後、
    面積を測定したい範囲をタップすると面積が表示されます。

    ※タップした後に点を長押しすると点の周辺が拡大され、
    点の位置を細かく動かすことができます。
    こちらの拡大機能等を活用すると的確な箇所に点を打つことができます。

    ボックス範囲の調整と測定ツールとしての使用

    ①ボックス範囲の調整


    ボックス範囲の調整を行います。  を押します。
    次に  を押してください。
    撮影したデータを上から見た図の画面が出てきます。


    モデルの位置の調整を行います。
    1本の指を使って図を中心に持ってきます。
    次に2本の指で拡大縮小を行い、最後に外側の丸い円を回し、
    画面に対して垂直と水平が並行になるように調整します。
     を押して、  の調整に進みます。

    Button
  •      における調整を取り消してホーム画面に戻ります。
  •      における調整を保存してホーム画面に戻ります。
  •      の調整に進みます。


  • 次に高さと幅の調整を行います。 緑の枠の四隅の  を指で押さえ、
    枠内のぎりぎりにモデルの両端が来るように調整します。
    調整が終わったら、 を押します。

    Button
  •   これまでにおこなった調整を取り消してホーム画面に戻ります。
  •   これまでにおこなった調整を保存してホーム画面に戻ります。
  •      の調整に進みます。


  • 次に高さと長さの調整を行います。 緑の枠の四隅の  を指で押さえ、
    枠内のぎりぎりにモデルの両端が来るように調整します。
    調整が終わったら、 を押します。

    Button
  •   これまでにおこなった調整を取り消してホーム画面に戻ります。
  •   これまでにおこなった調整を保存してホーム画面に戻ります。
  •      に進みます。


  • 最終確認をします。
    モデルを指1本で回転させて、ボックス範囲にずれがないかを確認します。
    問題がなければ、 を押して、ホーム画面に戻ります。

    Button
  •   これまでにおこなった調整を取り消してホーム画面に戻ります。
  •   これまでにおこなった調整を保存してホーム画面に戻ります。

  • ②計測ツールとして使用




     の画面で、高さを測りたい面を上部に調整し、
     を押すと、矢印の方向から見た側面の高さを測ることが可能です。





    この機能を使用すると計測したい箇所を緑のボックスで囲むことにより、
    計測時のタップ位置に悩まされることなく、対象物の幅と高さを測ることができます。


    ③CAD平面図作成オプション



    7月11日よりCAD平面図作成オプションのサービスを開始します。
    ■ オプション料金:2万5000円(1枚)
    ■ 対象物件:居住用物件に限る
    ■ 納品物:CADデータとPDF
    ■ 納品日:最短2営業日
    ■ 支払い方法:請求書(月末〆請求書払) or クレジットカード


    図面を作成したいモデルの「モデル情報画面」の  ボタンを押すと
    図面の依頼画面に移行します。




    納品後はデータ情報画面から、モデルに加えて平面図も確認することができます。

    保存モデル画面のモデル名称の変更



    保存モデル画面に表示されているモデルの名称は変更することが可能です。



    名前の変更をしたいモデルのモデル情報画面から、
     を押し、  を選択します。

     「タイトルを入力」の画面に任意の名称を入力します。
    最初は「無名のモデル」になっていますが、左の赤枠の2箇所に
    先ほど入力した任意の名称が表示されるようになります。

    またはモデル情報画面のタイトル付近をタップしても名前の変更ができます。

    撮影時に撮った写真の確認方法

    ①撮影時に撮った写真の確認




    モデルの撮影時に撮影している各写真データは画面上で確認することができます。
    写真の確認をしたいモデルのモデル情報画面から、
     を押し、  を選択します。
    モデル撮影中には1秒間に約2枚の速度でカメラが連続写真を撮っています。
    その時に撮った写真は、上のような一覧で確認することが可能です。
    任意の写真をタップすると画像を拡大することができ、
    iPadの従来の機能であるスクリーンショットで写真データに取り込んで使用すると便利です。

    Button
  • 写真の方向を回転させます。


  • ②データの保管場所




    モデルの撮影時に撮影している各写真データはiPad画面上で確認することができます。



    iPadのアプリの「ファイル」の中に作成されている「Scanat」というフォルダを開きます。
    ご自身のIDのフォルダの中にモデルごとにフォルダが作成されており、
    そのモデルに関連する全てのデータが保管されています。
    この中にはjpegの各写真のデータも保管されています。

    こちらのファイルはPC等に移動させて保管しておくこともでき、
    必要な時に元の場所に戻すとScanatでモデルの確認ができます。


    ③クラウド保存モデル




    クラウド保存モデルは、保存モデル画面→右下の「設定」→「クラウド保存モデル」
    から確認することができます。



      を押すと、デバイスへダウンロードすることができます。
    デバイス上にダウンロードしてあるモデルは、  になります。
      で、クラウドからモデルを削除することができます。

    データの共有方法

    ①データ共有の仕方




    Scanatの登録ID間で撮影したデータを共有することができます。
    最初にデータ情報画面の  を押し、 データをCloud上にアップします。




    データがアップされるとこのように   マークが黒くなります。
    データがアップされたら、 ボタンを押し、  を選択します。
     メールアドレスの入力画面にメールアドレスを入力し、シェアをクリックします。



    データが送信され、受け手のモデル情報画面の「受信箱」にデータが入ります。



    クラウド保存モデルの一覧と同様に、   を押すとデバイスへダウンロードすることができ、
    ダウンロードしたモデルは  になります。   で、受信履歴を削除することが可能です。




    各モデルの共有履歴は、データ情報画面の  ボタンを押し、
    「共有履歴」から確認することができます。




    ②さまざまなデータ共有


    Scanatで撮影したデータの拡張子を変更していろいろなソフトウェアに共有することが可能です。



    データ情報画面の  を押すと変換可能なデータ形式が表示されます。
    任意のファイル形式を選択し、iPad内に保存することが可能です。

    その他の機能

    ①平面検出機能




    Scanatの保存モデル画面→右下の「設定」→「モデル設定」より
    上の画面で「平面検出」をOff→Onにすると、平面撮影時にメッシュが大きく表示され、
    壁や天井などの大きな面がより綺麗に撮影できるようになります。




    ②GPSで撮影モデルの位置を把握する




    Wifi環境等のオンラインでは取得したモデルの位置を知ることができます。
    保存モデル画面の右上の  ボタンを押すと地図上にモデルの位置が表示されます。




    モデルの位置は  で表示され、タップすると該当のモデルを開くことが可能です。
    地図を閉じる時には  をタップします。





    地図上にモデルに位置が表示されない場合、
    iPhone/iPadの位置情報サービスがOnになっていない可能性があります。
    iPhone/iPadの「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」から
    「位置情報サービス」がOnになっていることを確認します。
    また、下にスクロールしてScanatアプリの「位置情報サービス」も
    Onになっていることを確認します。


    お問合せ先
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    nat株式会社
    03-6822-8600(代表)