nat(代表取締役:劉 栄駿)は、本年7月30日(水)〜8月1日(金)に東京ビッグサイトで開催される建設・建築DX EXPO 2025に出展します。
「建設・建築DX EXPO 2025」は、建設業・建築業のDX化を実現するサービス・ソリューションが一堂に集う展示会です。本展では、DX化を検討する建設業、建築業の方々が最新の製品やサービスを比較検討したり、豪華講師陣によるセミナーで最新トレンドを学ぶことができます。また、本展示会では、実際の展示会と並行して、オンラインでセミナーの視聴や出展社の製品資料のダウンロードができます。これにより、いつでもどこからでも情報収集が可能となります。
建設・建築DX EXPO 2025では、初めての方でも簡単に利用でき、建設会社はもちろん、行政や中小規模企業・個人事業主でも手軽に導入できる高精度な3次元計測アプリ「Scanat」を体感できるコーナーや各社担当者様が持つ様々な課題のご相談など、最新技術のトレンドを交えてご紹介します。
「建設・建築DX EXPO 2025」公式サイト
https://www.bizcrew.jp/expo/industrial-dx-tokyo-construction
お問い合わせ先:
tel: 050-1780-7133
mail: scanat@natincs.com
※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。
建築は人の暮らしと切っても切り離せない営みです。
「日本のどこでも誰もが健康・快適に、安心して暮らせる住まいが当たり前になる社会を目指す」──この壮大なビジョンを掲げて研究・教育に取り組むのが、東京大学建築学科の前先生です。
今回は、前先生が実際に取り組む教育・研究の現場から、住宅の断熱性能向上の重要性やデジタルツール「Scanat(スキャナット)」の活用事例について紹介します。
前先生の研究室では、住宅の快適性や省エネ性を支える要素として、以下の「エコの5つの力」が提唱しています:
これらの『5つの力』をバランスよく組み合わせることで、住む人が健康かつ快適に、しかも自然エネルギーを活用しながら暮らせる住宅を実現できます。
近年、新築住宅は高価格化が進み、新規建築件数も減少中です。
一方で、日本には断熱性能が不十分な既存住宅が大量に残されており、これらの性能向上が急務となっています。さらに、賃貸住宅・分譲マンション・学校施設など、多様な用途の建物においても、快適で安心できる住環境の整備が求められています。
東京・小金井市にある「江戸東京たてもの園」での設計実習において、実測・3Dスキャン・シミュレーションまでを行うスタジオ形式の授業が実施されました。
本取り組みの中で、弊社ツールとなるScanatをご活用いただきました。
「図面が存在しない既存建物にとって、スキャンデータが“記憶の代替”になる」と前先生。
多くの現場では、過去の設計図や設備配置の記録が残っていないのが現実です。
Scanatを活用することで、現場の状況を正確に記録し、後から“現場に戻れる”仕組みを作ることができます。
建築分野でもDXは着実に進行しており、設計〜施工だけでなく、リノベーションフェーズでのDX化が注目されています。
「建築は、人が健康で快適に、幸せに暮らすためにあるものです。ヒートショックや熱中症の心配のない住まいが、当たり前になってほしい。」
前先生は、住宅設計の本質をこう語ります。
健康はもちろん、快適さや暮らしの豊かさも含めた幸福の基盤としての建築──その可能性を、教育とテクノロジーの力で広げようとしています。
テクノロジーは目的ではなく手段──
Scanatは「見えない情報を可視化する力」として、未来の建築と暮らしを豊かにする一助となっています。