多くのお客様から、「アプリと同様にPCでも操作したい」「協力会社と3Dモデルを共有したい」とのご要望をいただき、このたび新機能の開発に取り組みました。
β版リリースから約1年、多くのユーザー様にご利用いただき、貴重なフィードバックをいただきながら改良を重ねてまいりました。
特に、「Scanat」で作成した3DモデルをWebのURLひとつで共有できる機能は、関係各所へのスムーズな情報共有に役立つと大変ご好評をいただいています。加えて、多くのユーザー様からご要望のあった「ノーマルスキャン」の自動図面出力機能を、当社独自の研究開発により実現し、正式にリリースいたしました。
本機能は、3Dモデルからの自動図面変換を効率化する重要な第一歩となります。ぜひ多くのユーザー様にご活用いただき、新たな可能性を体験していただければ幸いです。
(1)平面図と立面図の自動DXF出力機能
・アプリでスキャンしたモデルから平面図と立面図(任意の断面)をDXF形式で出力可能。
・最大4つの断面を組み合わせて出力することも可能。
(2)曲線計測機能
・アプリと同様の機能をWeb版でも利用可能。
(3)ラベル機能
・各部屋に「リビング」「キッチン」といったラベルを付与可能。
(4)360度写真の埋め込みと自動内見機能
・スキャンしたモデルに360度写真を埋め込み、内見モードに切り替え可能。
・ハイライト機能を活用し、自動で各部屋を巡回可能。
(1)ボタンひとつで簡単同期
・アプリでスキャンしたモデルをアップロードボタンひとつでWeb版に同期可能。
・アプリ上で追加した計測データやメモをWeb版に反映可能。
(2)Web用リンクで簡単モデル共有
・アプリ、Web版どちらからでもWeb用リンクを生成可能。
・Web用リンクを共有することで、Scanatのアカウントを持たない協力会社ともモデルを共有可能。
(3)PCの大画面での簡単操作
・大画面で計測データやメモの追加・削除・色別分類が可能。
・下記の対応ブラウザで、デバイスの制限を受けずに操作可能。
※対応ブラウザ:Google Chrome: 80+、Firefox: 80+、Safari: 15+、Microsoft Edge: 80+
(4)全社のモデルデータ管理機能
・全社と個人のクラウドデータを管理可能。
・個人フォルダの作成が可能。
・モデルデータの検索、フィルタリング機能あり。
(5)共同作業機能
・Web版の権限を持つユーザー同士で計測データやメモの同時編集が可能。
・Web版で追加した計測データやメモは、リアルタイムで他の閲覧者にも反映。
今後も、より一層使いやすいサービスを目指し、機能の改善・開発に取り組んでまいります。
2025年3月10日に行われたトライアングルエヒメ デモデイ 2025に弊社代表の劉が登壇いたしました。
当日は弊社で開発した3Dスキャンアプリ「Scanat」を活用した火災調査業務効率化の取り組みについて発表し、「Scanat」が消防領域における活用事例と実証結果を交えながら、高い費用対効果があることを説明しました。
愛媛県内を実装フィールドとして、多様な産業領域における地域の課題に対して、愛媛県が民間事業者(コンソーシアム含む)から企画提案を募集し、デジタル技術の実装や県内への横展開の実現性等の高い提案を採択。採択プロジェクトには、現地の事業者とコンソーシアムを組成、課題解決につながるデジタル・ソリューションの実装検証を行います。
事業の詳細についてはWEBサイトをご覧ください。
https://dx-ehime.jp/
【開催概要】
2025年3月10日(月) 13:00~17:00
会場/愛媛県県民文化会館 愛媛県松山市道後町2丁目5−1
定員/300名
参加費/無料
内容/事例発表 、交流会(ネットワーキング)、製品展示等
※事業相談、その場での商談なども可能です。
TOPPANホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長CEO:麿 秀晴)と、誰でも簡単に現実空間を高精度にデジタル化するiOSアプリ「Scanat」を中心にサービスを展開するnat株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:劉 栄駿、以下nat)は、建設業界向けの空間シミュレーション領域におけるサービスの共同開発に向けて、2024年11月末に資本業務提携を締結しました。
本提携により、TOPPANグループが提供する建材・設備メーカー向けBIM(※1)データ管理サービス「GAMEDIOS® BIMオプション」とnatが提供する高精度AI測量アプリケーション「Scanat」のナレッジ・ネットワークを融合させ、BIMデータと高精度な3D空間データを連携した空間シミュレーションサービスを開発し、建設業界における生産性向上やDX推進を支援します。
近年、建設業界において人手不足や就業者の高齢化が進む中、生産性向上の取り組みやDX推進が求められています。国土交通省では、建設現場の生産性向上の取り組みとして2016年度よりICT施工をはじめとする「i-Construction」の取り組みが推進されてきました。2024年にはこれまでの取り組みをさらに一歩進めた「i-Construction 2.0」が策定され、2040年度までに建設現場の省人化を少なくとも3割、すなわち生産性を1.5倍向上することを目標として、建設現場のオートメーション化に取り組んでいます。
TOPPANグループでは、2022年9月より建材・設備メーカー向けのBIM活用サービスとして「GAMEDIOS® BIMオプション」の提供を開始。専門的な知識がなくても容易にBIMデータを取り扱うことを可能とし、BIMデータを単なる図面活用だけでなく、3DシミュレーターやAR、メタバースなど販促への活用や、2D/3D図面出力などの業務効率化ツールへの活用も提案してきました。
natは「Share { the REAL }」をミッションに掲げ、「空間」や「モノ」など、世の中の全てを誰でも簡単に現実(3D)へ共有できるツール・プラットフォームを開発し、生産性の向上とクリエイティビティの解放を支援しています。高精度AI測量アプリケーション「Scanat」は、動画を撮影するように対象をスキャンするだけで誰でも簡単に現実空間を記録・計測できるアプリとして建設業をはじめ、不動産や製造業、自治体など各業界における空間の確認・記録作業の業務効率化を支援しています。
本協業により、TOPPANグループとnatのナレッジ・ネットワークを融合させ、建設業界の空間シミュレーション領域におけるサービス開発を両社で推進。建設業界におけるICT活用を推進し、生産性向上などへの貢献を目指します。
・「GAMEDIOS® BIMオプション」と「Scanat」を連携した空間シミュレーションサービスの開発
natが提供する「Scanat」による現実空間を㎜単位の精度で測量した高精度3D空間データと、TOPPANグループが提供する建材・設備メーカー向けBIMデータ管理サービス「GAMEDIOS® BIMオプション」で管理する建材・設備のBIMデータを融合することで、現実のデジタルツイン空間で建材・設備のシミュレーションを可能とする空間シミュレーションサービスの開発・提供を目指します。これまで、建材・設備の空間シミュレーションにおいて写真データやバーチャルデータで行っていた提案も、現実空間の測量データを基にした高精度3D空間データ上で行うことにより、リアリティのある設計・提案を実現します。また、BIMデータを活用することで色・サイズ・価格などの情報を踏まえたシミュレーションが可能となります。
・両社サービスの相互提案により建設業界全体のICT活用を推進
両社の顧客へ向けて各社が持つサービスの相互提案を行います。建設業をはじめ、不動産や製造業、自治体など各業界に展開する「Scanat」と、建材・設備業界を中心に展開する「GAMEDIOS®」「GAMEDIOS®BIMオプション」を連携して展開することで、測量や面積算出などの現場での対応から、BIMデータの管理・活用までを対応し、建設業界全体におけるBIMデータやICT活用の拡大を支援していきます。
TOPPANグループとnatは、両社が持つ建設業界向けのサービス、ナレッジ、ネットワーク等を活用して、建設業界向けの空間シミュレーションサービスをはじめとした様々なサービス・ソリューション提供を加速し、建設業界のICT活用の促進を支援していきます。
※1 BIM(Building Information Modeling)の略。建築物をコンピューター上の3D空間で構築し、企画・設計・施工・維持管理に関する情報を一元化して活用する手法。
*「scanat」はnat株式会社の登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
日本発の高精度・高品質3Dスキャンニングアプリがついにリリース!
データを活用し、より便利な世の中をつくるnat株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:劉 栄駿)はこの度、iOSデバイスのLiDARセンサーを活用したAI測量アプリScanatをApp Store上でリリースし、サービスの提供を開始いたしました。
Scanatの3つの特徴
1.ビデオを撮影するように対象をスキャンするだけで計測可能な3Dモデルと写真データが保存可能
2.点群やメッシュなど様々なフォーマットでPCに出力や共有可能
3.メジャーと比べ、2%以下の誤差でmm単位での計測を実現
Scanat誕生の背景
現在部屋のリフォームをする際に、複数のスタッフを現場に派遣して、必要な箇所を計測してから、図面や見積を作成しています。
このように受注するかどうかもわからない中で、多くの経費がかかっている現状に最先端の技術で解決したいという思いから、2020年よりLiDARがiPhone ProやiPad Proシリーズに搭載され、弊社で培ったAIとアプリ開発技術でScanatが開発されました。
Scanatの使い方・利用シーン
Scanatの今後予定機能
今後さらにリフォームのビジネスニーズに対応するために、スキャンされた3Dモデルに基づき、CADデータへの自動変換や見積機能などをScanatで実装していく予定です。
「Scanat」製品概要
価格:月払9,000円もしくは年払72,000円(税抜)
販売方法:弊社との個別契約
販売店:弊社および取扱代理店
App Storeのダウンロード先:https://apple.co/3GGekXy
nat株式会社について
nat株式会社は「人々の生活を便利に」をビジョンに、日本の住宅関連産業を最先端技術でサポートし、人々がより手軽に理想的な住環境の変化創りをサポートするソリューションを企画・開発しています。
【会社概要】
会社名:nat株式会社
所在地:〒105-6490 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F
代表者:劉 栄駿(Bruce Liu)
設立:2019年5月20日
URL:https://www.natincs.com
事業内容:Scanatの企画、開発、販売、運営
【お客様からのお問い合わせ先】
nat株式会社
TEL:03-6822-8600 (平日10:00-17:00)
e-mail:scanat@natincs.com