「人々の便利で豊かな暮らしを実現」を目指し、誰でも簡単に現実空間を高精度にデジタル化するiOSアプリ「Scanat」を中心にサービスを展開する、nat株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:劉 栄駿、以下 当社)は クラムズ合同会社 CEO 澤田翼氏が顧問として参画したことをお知らせいたします。

◾️澤田翼氏略歴

2005年に新卒で株式会社パソナに入社し、HR営業に従事。その後、人材コンサル企業の立ち上げ経験を経て、アライドアーキテクツ株式会社入社。同社で営業職を経て、人事組織立ち上げや人事責任者として組織成長に従事。社長室室長・コーポレート本部副本部長などを歴任しながら、マザーズ上場を経験する。後にアライドアーキテクツから新設分割されたGreenSnap株式会社で取締役(セールス部門管掌)を歴任。2024年3月に独立し、クラムズ合同会社を設立。複数のスタートアップ・ベンチャー企業のセールス・人事コンサルティングも手掛ける。

◾️参画に至った経緯

当社は2019年に創業し、3D領域やアプリ・システム開発において先進的な技術力を有します。「人々の便利で豊かな暮らしを実現する」ことを目指し、2022年1月より住宅リフォーム業者向けに現実空間を高精度にデジタル化するiOSアプリ「Scanat」をリリースしました。
「Scanat」は世界初のmm単位で計測可能なiOSアプリとして、建設業をはじめ、不動産や製造業などの業界で発売初年度で累計200社超、全国42都道府県と幅広い地域の会社様にご導入いただきました。その後も「Scanat」を中心とした各種サービスを展開し、今後さらなる発展を見据える中で、この度、スタートアップ・ベンチャー企業でセールスや人事領域において組織成長に貢献されてきた経験と、幅広いネットワークをお持ちである澤田翼氏を顧問にお迎えし、当社の企業価値向上及び事業成長を加速させていく方針です。

◾️今後の活動について、澤田氏よりコメント

この度ご縁があって、nat株式会社の顧問に就任した澤田翼です。劉さんの聡明さやスタッフ陣の個性、そしてサービスの素晴らしさと今後の可能性、溢れる魅力に胸が高鳴っております。同時に、私自身のこれまでの経験を総合的に活かすことのできる意義深い機会に巡り合えたことを大変嬉しく思っております。
自らの職業人としての経験を最大限活かしつつ、natの成長と次世代プロフェッショナルの育成に貢献して参りたいと考えております。

「人々の便利で豊かな暮らしを実現」を目指し、誰でも簡単に現実空間を高精度にデジタル化するiOSアプリ「Scanat」を中心にサービスを展開する、nat株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:劉 栄駿、以下 当社)は 株式会社Build-C 代表取締役 田辺要平氏(元大成建設株式会社)が顧問として参画したことをお知らせいたします。

◾️田辺要平氏略歴

1994年4月 大成建設株式会社 入社後、様々なプロジェクトの施工管理業務を経て、「大型積算システムの開発」や「同グループ会社のIT化」そして「大規模なクラウドサービスの開発協力および社内導入」を担当し、建築施工部門のASP・クラウド利用などを中心とした業務改革を実施。2009年「Field Pad」というiOSアプリケーションを発表し、建設業でのiPad導入の先駆者でもあり、日経BP社『突き抜けた人材”異能ベーター”』でも取り上げられる。近年では、7万人を超えるユーザが利用する巨大サービスの再構築を本格的なマイクロサービスの設計手法でおこなうなど、モダンなITアーキテクチャにも精通。建設業向けに限らず、これまでに数多くのセミナーやイベントにも登壇しており、2024年3月 退社後は株式会社Build-C 代表取締役として、新たな挑戦を開始。
一級建築士/工学修士(建築)

◾️参画に至った経緯

当社は2019年に創業し、3D領域やアプリ・システム開発において先進的な技術力を有します。「人々の便利で豊かな暮らしを実現する」ことを目指し、2022年1月より住宅リフォーム業者向けに現実空間を高精度にデジタル化するiOSアプリ「Scanat」をリリースしました。
「Scanat」は世界初のmm単位で計測可能なiOSアプリとして、建設業をはじめ、不動産や製造業などの業界で発売初年度で累計200社超、全国42都道府県と幅広い地域の会社様にご導入いただきました。その後も「Scanat」を中心とした各種サービスを展開し、
この度、建築とIT領域として経験されてきた数多くの専門知見と、幅広いネットワークをお持ちである田辺要平氏を顧問にお迎えし、弊社のサービスを建設業界をはじめとする各業界への浸透と、田辺氏の世界観・仕事観などを社内メンバーにお伝えいただくことで、当社の企業価値向上及び事業成長を加速させていく方針です。

◾️今後の活動について、田辺氏よりコメント

2000年代に起こったWEB系技術を中心とした大きな変革により、仕事だけでなく我々の生活は激変しました。スマートデバイスにより普及した数々の要素技術も多くの先人達が積み重ねた上に成立しています。その結果、スマートデバイス上で提供されるSNSなどサービスの発達で人類のコミュニケーションは爆発的に加速され、政権や国境そして紛争の勝敗に対して影響を与え続けています。
このような変遷の延長線上に、VR/AR系の技術をどう位置付けることができるのか? この1点に、私は強い興味があります。できれば、私もその場にいたい・・・。そういった思いで、AppleがVisionOSを公開した象徴的な年にnat株式会社へ参画させて頂くことを大変嬉しく思っております。
これまでのVR/AR系の流れは、インターネットが普及しスマートデバイスが登場する以前に、Windows CEやPocket PC/Windows mobile端末で建築図面を扱うことを試行錯誤していた「あの当時」と良く似ている・・・

nat株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:劉 栄駿、「以下、nat」)は、ヤマト運輸株式会社(以下「ヤマト運輸」)が提供する海外引越サービスの下見業務などにおいて、3Dスキャンアプリ「Scanat」を活用した日本初となる実証実験を開始いたします。

◾️背景および目的

物流業界では、サービス利便性やオペレーション効率の向上に向けて、DXが求められています。

natは誰でも「現実空間」を高精度にデジタライズ可能な技術を開発し、今まで建設や不動産、インフラ業界で導入が進んでいる中、弊社の技術が引越や倉庫業務など空間に多く関わる物流業界にも貢献できると考え、共同で実証実験できるパートナーを探してきました。

ヤマト運輸は、海外引越を専門にする全国13カ所の事業所で海外赴任・帰任されるお客さまをサポートしています。海外引越の下見業務では、コロナ禍を経てオンライン下見のニーズが増加している一方で、お客さまが荷量を測定する負担の軽減や、荷量や間取りの正確な把握などが課題となっていました。

今回、ヤマト運輸の海外引越の下見業務などに「Scanat」を活用することで、荷量測定の精度の平準化、可視化による業務品質の向上と、ご利用いただくお客さまにストレスなく引っ越しいただけることを実証確認いたします。

詳細はこちらをご確認ください。

nat株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:劉 栄駿、以下 当社)は自社開発・提供を行うスマホのLiDARセンサーを活用したAI測量アプリ「Scanat」(v1.9.0)に世界初(※)の曲面計測機能を実装したことをお知らせいたします。
(※)2024年3月14日時点のApp Storeにおける全ての3Dスキャニングアプリとして、自社調べ。

◾️開発背景

住宅やオフィスなどにかかわらず、特にトンネルなどの構造物は曲面で構成されることが多く、その曲面の長さを計測することが難しいです。
現在アプリをご利用中の多くのお客さまより曲面計測のご要望をいただいたことが、今回開発に取り組んだきっかけです。

詳細はこちらをご確認ください。

nat株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:劉 栄駿、以下 当社)が自社開発・提供を行う3Dスキャン計測アプリ「Scanat」が2024年01月12日付けで国土交通省が運営する新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたことをお知らせいたします。

■ NETISとは

国土交通省が新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として整備したデータベースシステムです。NETIS登録技術は、工事の効率化を進めるために政府が利用を推進しているもので、公共工事の施工者が登録された新技術の活用を提案し実際に工事で活用された場合には、効果に応じて工事成績評定の加点の対象となります。

■ 3Dスキャン計測アプリ「Scanat」について

建設業界を中心とした空間を取り扱う業界では現地の様子や寸法を記録・共有するために、コンベックスやレーザー、カメラなどで行うアナログ的な業務で工数が圧迫している課題があります。

3Dスキャン計測アプリ「Scanat」は手持ちのLiDAR搭載iPhone/iPadを活用し、現場を高精度に記録・計測するアプリです。このアプリを使用することにより、知識がない方でも簡単に空間を3D化し、計測やメモ記録、図面を作成することができます。この機能を活用する事より、現地調査における経済性及び工程短縮、施工性の向上が図れることが国土交通省に認められ、このたび新技術情報提供システム「NETIS」への登録が実現しました。

【NETIS登録情報】

NETIS番号:KT-230258-A
新技術名称:3Dスキャン計測アプリ「Scanat」
登録ページ:https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KT-230258%20

世界初ミリ単位で計測可能な3Dスキャンアプリ「Scanat」を運営するnat株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:劉 栄駿、以下 当社)は、既存株主に加え、新たにGlobal Brain株式会社が運営する日揮ホールディングス株式会社および日揮株式会社のCVC「JGC MIRAI Innovation Fund」、株式会社CoLife、株式会社フルタイムシステム、株式会社FLAG-41および個人投資家等を引受先とする総額約1.2億円の第三者割当増資を実施いたしました。今回の資金調達によって、累計導入社数300社を超えるScanatの販売体制とプロダクトの強化を行うとともに、株主各社とのプロジェクトを積極的に取り組んで参ります。

■ 資金調達の詳細

今回の資金調達では、既存株主に加え、株式会社CoLife、Global Brain株式会社が運営する日揮ホールディングス株式会社および日揮株式会社のCVC「JGC MIRAI Innovation Fund」、株式会社フルタイムシステム、株式会社FLAG-41および個人投資家等を引受先とする総額約1.2億円の第三者割当増資を行いました。今回の資金調達により、累計導入社数300社を超えるScanatの販売とプロダクトの強化はもちろん、各社とのプロジェクトを進めていく体制強化を図ります。

今回の調達により、弊社の累計資金調達額は2.3億円を突破しました。

 ■ 弊社が解決する課題

現実空間を高精度に記録することは住宅リフォームのみならず、土木やインフラ、不動産などさまざまな業界で必要とされています。経験がある複数のスタッフが現場に出向き、全ての箇所をメジャーなどで1箇所ずつ計測し紙に記録することや、数十枚の写真を撮るといった属人的な記録手法が、測り忘れや撮り忘れを引き起こし、現場に何度も足を運ぶといった付加価値のない作業が生まれます。また、社内や社外のコミュニケーションにおいても各担当者がFAX、電話、紙、写真など伝統的なツールを用いていますが、三次元の空間を齟齬なく各所に伝えることは難しく、顕在化された課題となっています。

「Scanat」は、iPhone ProやiPad Proに搭載されたLiDARセンサーを活用し、空間記録業務の効率化や業務の標準化、人手不足の解消に大きな効果があることが証明されています。「Scanat」を活用することにより、今までの空間記録に伴う作業を一人で完結できるのみならず、若手の採用やSDGsの達成などの経営目標にも貢献することが可能です。

■累計導入社数300社突破

サービスリリースから1年8ヶ月が経過した2023年9月に、中小工務店はもちろん、スーパーゼネコンや大手建材メーカーまで累計300社以上に導入いただけるサービスに発展しました。住宅リフォームのみならず、様々な場所での工事やインフラ・ビルメンテナンスなどで活用されています。今後も住宅・建設領域における課題の解決を目指し、機能開発・支援を行って参ります。

■ 既存投資家からのコメント

 ・ユナイテッド株式会社 代表取締役社長 早川 与規 氏 
nat社の展開する事業は、住宅関連産業の人手不足や長時間労働といった深刻な課題解決に寄与しています。これは、ユナイテッドのパーパスである「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」にも通ずると感じ、2022年3月に初回の出資をさせていただきました。
その後、利用企業数の拡大、プロダクトのアップデートなど着実に事業が進捗しており、今回ラウンドでも追加で出資させていただきました。当社としてもnat社の今後のさらなる事業成長を応援してまいります。


 ・株式会社ANOBAKA アソシエイト 松永 和彰 氏
iPhoneやiPadにLiDARセンサーが搭載される以前からその機能に着目し、独自の技術を持ってmm単位計測という極めてセンシング精度が高いプロダクトを開発しているnatチームは業界でも頭一つ抜けた存在だと感じています。Scanatは大手企業への導入も進みつつあり、業界スタンダードのプロダクトとして浸透していくと信じています。

■ 新規投資家からのコメント

・株式会社CoLife 代表取締役 池内 順平 氏
今回、natさんに出資させていただけたことを大変嬉しく思います。
natさんがお持ちのミリ単位で測定できる技術は、住宅分野において、社会課題の解決に大きく貢献できるものと確信しております。弊社が提供しているバーティカルSaaS「イエコン」とのデータ連携など、お互いの技術を融合し、家の不便の解決に向けたDXをご一緒できますことを楽しみにしております。

・日揮株式会社 未来戦略室 マネージャー 坂本 惇 氏
エネルギーやインフラ領域を中心とした産業プラント設備を手掛ける当社では、グループ会社であるブラウンリバース社と共に、既存設備のデジタル化を加速させるデジタルツインサービス「INTEGNANCE VR」を提供してまいりました。
この度、nat社が描くビジョンに共感し、Scanatとの連携による更なる提供価値の向上を目指します。日揮グループは今後もnat社との連携を通じて、安全・安心で持続可能な社会システムの構築に向けて貢献してまいります。

・株式会社フルタイムシステム 代表取締役副社長 原 周平 氏
弊社フルタイムシステムは世界に先駆け宅配ロッカーという、物を受け渡す時に困っていたタイミングロスを無くすことで、渡す側受け取る側双方に発生しうるストレスを無くすサービスを開発し展開致しました。
近々、natさんが繰り広げるアイデアと独自の技術が、世界中で困っている「今すぐ測りたい」と言う欲求をリアルに満たし、ストレスフリーな世の中にしてくれるものと確信しております。

 ・株式会社FLAG-41 代表取締役 山本 芳司 氏 
情報を正確かつ迅速に得ることが、多くのビジネスシーンにおける成功の大きな要素であることは論を俟たない。nat株式会社の「Scanat」が、土木、インフラそして不動産など、様々な分野に正確で迅速な情報を提供するものであることを確信し、期待して止まない。

 ・個人投資家 德本 昌大 氏 
「住」のセクターは、衣食住の3大セクターの中で、デジタル変革(DX)の波に最も乗り遅れていると広く認識されています。日本の不動産および建設業界は、2024年問題という時限爆弾を抱え、デジタル化の必要性が急務となっている中、空間データの高度な取得を目標とするnat社にとっては大きなチャンスとなっています。
nat社は、今、不動産と建設業界に革命をもたらそうとしています。彼らの持ち味である最先端の技術は、建物に関する詳細な情報を効率よく収集し、それに基づいて迅速な設計や施工をサポートしています。技術のさらなる向上により、空間計測の課題を抱える多くのクライアントにもアプローチが可能となり、その市場は劇的に広がる可能性があります。このような空間DXの大きなポテンシャルを考慮し、今回、私はnat社への投資を決めました。

 nat(代表取締役:劉 栄駿)は、3D計測アプリ「Scanat」のメジャーアップデート版v1.1.0をリリースしたことをお知らせいたします。

2022年1月末のリリース以降、お客様より「現場調査の時間が圧倒的に短くなった」「赤字覚悟で受けた案件もScanatの活用で黒字化できた」などポジティブなご意見を頂く一方、アプリの追加機能のご要望や機能改善のご提案も数多く頂いておりました。この度のメジャーアップデートでは、誰もが簡単に空間情報を取得・共有・管理し、現場調査や現場に関わるコミュニケーションの効率を大幅に向上させることが出来る新機能をリリースいたします。

■新機能のご紹介

この度、お客様の声を反映し、2023年6月よりアプリデザインの変更や新機能の追加などのバージョンアップを行います。建設・不動産業はもちろん、空間づくりに携わるすべての方々にご活用いただけます。以下に新機能の一部をご紹介いたします。

①間取り図面の自動変換

「間取りスキャン*」モードで作成した3Dモデルを間取り図面に自動で変換することができます。既存図面が無い案件において、現況図の作成に役立ちます。また、出力ボタンを押すだけで寸法入りの簡易図面(DXF形式)を瞬時に出力する機能の開発も行っております。

*間取りスキャン:壁やドアなどを認識し、間取り図のような3Dモデルを簡単に作成出来るスキャンモード

②CAD図面作成オプションサービスの拡張

撮影した3Dモデルから図面を作成する「CAD図面作成代行サービス」で対応可能な図面が増えました。これまでは居住用物件の平面図のみのサービスでしたが、ご要望にお応えしてオフィスや店舗など空間や、立面図や天伏図の作成も対応可能になりました。

・対応3Dモデル:住宅、オフィス、店舗

・対応図面:平面図、立面図、天伏図

③計測データ・メモの出力機能

撮影した3Dモデル内で計測した寸法・面積・メモを瞬時にCSVで出力できるようになりました。見積や報告書の作成にご活用頂けるため、現場調査後の作業も素早く行うことができます。また、計測したデータは用途に応じて色分けや表示・非表示をカスタムできるようになりました。

その他にも、お客様からいただいたフィードバックを元に、下記の新機能もリリースいたしました。


・アプリ操作案内の充実化:アプリをはじめて触る方にも分かりやすい操作案内コンテンツが充実しました。

・3Dモデル情報の入力機能:モデルリスト画面*で住所等の情報を入力することができます。
・閲覧モードの選択:3Dモード、俯瞰モード、内見モードの3つから選択が可能です。
・ID一元管理:管理者権限と使用者権限のアカウントを設定し、使用する現場と時期に合わせて、アカウントの付け替えなどの管理ができます。(法人プランのお客様のみ)

*モデルリスト画面:さらに現場情報をアプリ上で管理しやすくなりました。

今後もより一層使いやすいアプリを目指し、さらに皆さまのお役に立てるよう、サービスの改善・機能の開発に取り組んで参ります。

プレスリリース本文


お問い合わせ先:
tel: 03-6822-8600
mail: scanat@natincs.com

※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。

 nat(代表取締役:劉 栄駿)は、3D計測アプリ「Scanat」のアップデート版v1.0.8をリリースしたことをお知らせいたします。

間取りスキャン機能の追加

今回リリースした新機能(バージョン1.0.8)では、iOS16で利用可能になる「RoomPlan」APIを使用した「間取りスキャン」機能の追加しました。これまでのスキャン機能は「ノーマルスキャン」機能として存続します。

間取りスキャン機能では、部屋や会議室などを撮影するだけで、床・壁・テーブルなどの対象物を読み取り、瞬時に3D間取り図を作成します。また、スキャンと同時に撮影された写真を貼り付けることによって、単なる3D間取り図データだけではなく、3Dモデルへ処理を行うことも可能です。

新たに追加した「間取りスキャン」機能は、これまでの料金プランと変更無くご利用いただけます。
本リリースをきっかけに、RoomPlanを活用した更なる新機能の開発を予定しております。
今後も業界課題の解決や、新しい「住」のサービス開発に注力して参ります。


お問い合わせ先:
tel: 03-6822-8600
mail: scanat@natincs.com

※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。

こんにちは、nat株式会社ブログ編集室です。

前回は「モデル撮影時のコツと注意点」についてご紹介しました。

モデル撮影については第2回「3Dモデルの作成方法で書きましたが、
今回はさらにキレイなモデル撮影を行うために、
Scanatが苦手な撮影対象物について2回に分けてご紹介したいと思います。

■目次

Scanatが苦手な対象物としては下記のものがあげられます。

1.鏡・鏡面仕上げの対象物

鏡等はLiDARセンサーが反射してしまいデータが拡散するため、撮影が難しいです。
こちらの写真のように全くデータが撮れません。
また、鏡に写っている空間も認識してしまうため、余分な空間ができてしまうことがあります。

<鏡撮影時の画面>
 

<鏡を撮影した時のScanatのモデルデータ>

鏡は撮ることができないので、なるべく撮影しない形が望ましいです。

2.窓・ガラス

窓やガラス面は透明な部分をLiDARセンサーが透過するため、
ガラスがあることをモデルに反映させることができません。

例えばこのようなガラスのドアがあった場合、撮影中は下記のように赤い点が消えません。

モデルを作って見ると下記の通り部屋の外のデータを取得しています。

窓枠等、ガラスの外周は撮影可能なので、赤い点が消えない状況でも焦らず撮影し続けることで、
その面の情報を正確に取得できます。

3.テレビのモニター等の黒く大きな対象物

黒色がLiDARセンサーを吸収するため、一般的に誤差が出やすいと言われています。
空間の中ではあまり気になりませんが、
モニターの端の方のデータが崩れやすいですがそのせいではないかと思っています。

<黒色を撮影したモデル>

4.暗すぎる場所

Scanatは3Dモデルを作成する際にLiDARセンサーからの取得データとカメラの写真のデータを組み合わせて使っている為、
撮影場所が暗すぎるとLiDARには影響は出ませんが、写真が暗くなった結果、モデルが黒一色になってしまい、
どんな対象物であったのかよくわからなくなってしまいます。

<暗いところのモデル>

しかし、明るさはLiDARセンサーのデータ取得には全く影響しないため、点群データの取得は問題なくできています。
そのため、メッシュデータを確認すると採寸等は問題なく可能です。

メッシュデータの確認はモデル情報画面の右下の「+」ボタンから、緑色の立方体のマクを選択します。

下記がメッシュデータです。真っ暗でよくわからなかった部分が測定できるようになります。

ただ測定するだけではなく、きれいな3Dモデルを作成したい場合には設置可能な照明を用意し、明るくして撮影してください。
たまに iPhone / iPad についているライトやヘルメットについているライトではいけませんか?というご質問を受けますが、
撮影者が動くたびに明るい箇所が変わってしまい、写真のデータが安定しないので、おすすめできません。

あと3つほど苦手な撮影対象物がありますので、次回ご紹介したいと思います。

 nat(代表取締役:劉 栄駿)は、本年11月9日(水)~10日(木)までの2日間、インテックス大阪にて開催される住宅ビジネスフェア2022に出展します。


   (一社)JBN・全国工務店協会をはじめ 多数の有力協会が後援する「住宅ビジネスフェア」は、所轄省庁や関連団体、トップランナー企業の開発責任者など、業界第一人者が一堂に集まる展示会です。

 natでは、全く新しい現調ツール「Scanat」アプリを2022年1月より提供開始し、中小企業だけでなく、大手企業にも導入していただいており、現地調査でのデジタルトランスフォーメーションの実現を加速させています。


    今回の住宅ビジネスフェアでは、初めての方でも簡単に利用でき、中小規模企業や個人事業主でも手軽に導入できる高精度な3次元計測アプリ「Scanat」を体感できるコーナーや各社担当者様が持つ様々な課題のご相談など、最新技術のトレンドを交えてご紹介します。

※非住宅 木造建築フェア2022 / マンション総合EXPO2022 / 賃貸住宅・アパートEXPO2022も同時開催しております

「関西住宅ビジネスフェア」公式サイト

https://www.housing-biz.jp/kansai/


お問い合わせ先:
tel: 03-6822-8600
mail: scanat@natincs.com

※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。

こんにちは、nat株式会社ブログ編集室です。

前回はモデルの処理の方法と品質についてご紹介しました。

モデル撮影については第2回で書きましたが、今回はモデル撮影時のコツと注意点についてご紹介したいと思います。

モデルは上手に撮れましたか?

Scanatは出来上がったモデルを計測するアプリなので、モデルが綺麗に撮れるかどうかというのが一番のポイントと考えています。

実際に現在お使いのお客様でも撮影後のモデルが綺麗に取れている方と上手に撮れていない方がいらっしゃいます。

モデルが上手に撮れないと正確に計測が出来ないことに繋がってしまい、Scanatの実力が発揮できません。

Scanatを上手に使いこなしていただくにも今回の内容は非常に重要ですので、是非チェックしてみてください。

モデルを上手に撮影するにはいくつかコツがあります。現時点でわかっているコツをご紹介します。

まず、iPad/iPhone proのスペックですが、LiDERセンサーがついているものであれば撮影は可能ですが、処理に時間がかかったり、アプリが途中で落ちてしまったりしやすくなります。メモリーとCPUのスペックを考えて、最新のものをお勧めします。

iPad/iPhoneは慣れないうちは画面の回転をロックして、縦に持ち測定を行います。撮影を通じて横にしたり、回したりしないようにしてください。

※iPad/iPhoneのコントロールセンターから上記のボタンを押すと回転のロックができます。

撮影はゆっくりと階全体を一筆書きを描くように行い、同じ場所を複数回撮らないようにします。撮影前にどのルートでデータ撮りを行うかをイメージしてから撮影を開始してください。

撮影中は対象物(壁・角・天井・床等)に対し、 iPad/iPhoneが正面に来るように心がけます。室内の場合には、床→壁→天井→壁→床→壁といった順番で、ペンキを塗るイメージで赤い点を消し込んでいくと綺麗に撮影ができます。

撮影後に処理を終えたモデルを確認して、上手く撮れていないと感じたら、 

3Dモデル図の「その他」より、

スキャンした写真を確認します。

写真がブレている箇所があれば、その部分は撮影時に動かすのが早すぎたので、常に同じ速度で撮影することを心がけます。

ブレている箇所は点群のポイントも少なく、メッシュも崩れていることが多いので、特に部屋の隅など計測の際にしっかりとした情報がほしい箇所は特に気をつけてゆっくり動かすようにしましょう。

撮影の際に一番重要な点は対象物が常にiPad/iPhoneの正面にあることです。立ちどまって部屋全体を撮影すると斜めから撮影する箇所が多くなってしまうので、部屋全体をゆっくりと歩き回りながら撮影をお願いします。

次回はScanatが苦手な対象物について書きたいと思います。

こんにちは、nat株式会社ブログ編集室です。

前回は3Dモデルの撮影方法についてご紹介しました。

今回はモデルの処理の方法と品質についてご紹介したいと思います。

本来、LiDARセンサーは非常に高価なもので、搭載機器は数十万から数百万するものが多いのですが、iPad/iPhoneに搭載されているLiDARセンサーは取得できる点群の数が少なく、それほど質が良いものではありません。

その質の低い点群データから弊社独自のアルゴリズムを用いて、質の低い点群データを除去します。この技術によって、出来上がった3Dモデル上でミリ単位の計測を可能にしています。

そして、出来上がった点群データから、メッシュデータを生成します。

さらにメッシュデータ上に撮影中に同時に取得している写真のデータを貼り付けて、Scanat上に綺麗なモデルが生成されます。ここまでの作業はwifi環境が無い場所でもご利用可能です。

撮影後の処理時間は非常に短時間(約10秒)ですが、この短時間の間に上記のような複雑なことを行っています。

さて、話をモデル作成の工程に戻します。

Scanatでの撮影が終了すると自動的に「モデルを処理」の画面に移動します。

処理にかかる時間は非常に短いのですが、連続して撮影を行いたい方のために、処理を後でまとめて行うことも可能です。その場合は「閉じる」で処理の画面を閉じて、再度モデルの撮影を行います。

処理の品質は「高品質」、「中品質」、「低品質」、「カスタム」の4つがありますが、通常のiPhone pro/iPad proを使用している場合には「中品質」を選択します。「高品質」の処理を行うにはメモリーとCPUが不足しているため、「高品質」の処理を行うと出来上がったモデルのノイズが多くなってしまう可能性があるためです。

もし、1TB以上のハイスペックのiPad proを使用している場合には「高品質」を選択してください。非常に綺麗なモデルが出来上がるはずです。

モデルの品質を選択したら、「処理開始」ボタンを押します。

モデルの処理が始まると「処理中」のポップアップがあらわれ、処理にかかるおおよその時間が表示されます。予想処理時間が経過するとモデルの処理が完了します。

「処理中」の表示が消えると処理の完了です。処理が完了すると「モデル情報画面」にも戻ります。

連続してモデルを撮った後や、非常に大きい対象物を撮影した場合、iPhone/iPadのハードディスクの容量が少ない場合などに、処理の途中でScanatアプリが落ちてしまうことがありますが、その場合はScanatアプリをもう一度立ち上げてください。

アプリの中に既にモデルが出来上がっている場合、処理が終わっていない場合とありますが、モデルが出来上がっていれば、そのままモデルを確認していただけます。処理が終わっていなければもう一度処理を行ってください。(モデルの出来上がりには影響はございません。)

次回はモデル撮影時のコツと注意点について書きたいと思います。

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