香川県で一級建築士事務所を営むHAMA建築工房。
確認申請や現場管理等を手がけるほか、近年は木造・RC・鉄骨造などの耐震診断・耐震改修工事に力を入れています。
お客様のお家の事前調査を行い、建物の状況を把握した上で耐力の計算書を作成、その後報告書をもとにどのように耐震補強工事を行っていくかをご提案する一連の流れを手がけています。
現地調査では寸法、図面、写真、ヒアリングに最低4人必要なため、小規模な設計事務所では他の業務がすべて止まってしまうという課題がありました。
また、手作業では写真や寸法の撮り忘れ・測り忘れがどうしても発生し、再調査でお客様に時間的負担をかけてしまうことも心苦しい点でした。
特に香川県は代々受け継がれるお家が多く、当時の大工の施工方法により図面通りに建っていないことが非常に多いため、その状態で計算に入ると耐震強度の精度に難が生じるという技術的な問題もありました。
「Scanat」を知った際、最大の決め手となったのは「これまで4人必要だった現地調査が、自分1人だけで完結できる」という点でした。
現場に赴くのは1人で済み、残る3人のスタッフは事務所で別の設計業務やお客様対応にあたることができます。
月々のアプリ利用料は発生するものの、人件費の削減効果や他業務の停滞を防げる業務効率化のメリットを考慮すると、「コストパフォーマンスが非常に高い」と確信し、導入を決定しました。
現在では、iPadを1台持参して現場へ向かい、建物をそのまま3Dスキャンします。
スキャンしたデータには、現場の寸法情報や撮影画像がすべて集約・保存されます。

事務所に戻ってからアプリ上で細かな寸法を自在に計測・確認できるため、実寸通りの建物を忠実に図面化することが可能になりました。
これにより、従来のサンプル寸法に頼らない、きわめて現実に近い精密な耐力計算と耐震補強提案を行える運用体制を確立しています。
導入後、現場調査と耐震診断業務のスピード・精度が飛躍的に向上しました。
Before: 4名体制で手測量。所要時間は建物の状況により5〜6時間。他業務や電話対応がストップし、測り忘れ・撮り忘れによる再訪問リスクが発生。
現地調査の際に担当者がiPad1台だけを持ってお伺いすると、お客様からは良い意味で驚かれます。
3Dで出来上がった画像を見ながらその後の打ち合わせも行えるため、施主様へ緻密に説明しながら耐震のお話ができたり、協力会社への説明もしやすいなど、改修工事の内容が視覚的に伝わりやすくなりました。
「今まで調査してきた建物の内容に比べると、すべての寸法が細かく拾えるため測り忘れや撮り忘れが一切なく、かつデータの精度が非常に優れています。小さな設計事務所で業務をされている先生方には、ぜひ一度ご検討いただきたいです。現地調査のあり方と業務効率が劇的に変わってくると思います。」(代表取締役 濱崎浩二氏)
HAMA建築工房様は、今後もScanatを活用することで地域のお施主様に寄り添い、安心・安全で高精度な耐震改修提案をスピーディーに提供し続けていきます。